2011年1月24日月曜日

4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」8月23日潤?8月















イラストも気合入りまくりの「アトランティカ」はネクソンジャパンが運営することに

 新作情報いっぱいで,たいへん気持ちの良い先週8月23日(土)?8月29日(金)の間,4Gamerに掲載された記事数は257本。いやー4Gamerもいい意味で忙しくなってまいりました。
rmt アトランティカ
 先週動きがあった新作オンラインゲームで,目立ったところを下に並べてみたので,もし漏れているものがあったら本当にごめんなさい。このほか「アトランティカ」「トランスピー」の国内サービスが発表され,「A.V.A」のティザーサイトがオープンしている


 あと「Games Convention 2008」の記事が23日(土)以降も掲載されているので,ドイツ好きの方はそちらも見てやってください。9月5日締め切りの「2008年夏 特大プレゼント」にまだ応募してない方は,そちらもお忘れなく。



神説セオス」のクローズドβテストが9月5日?7日



疾走、ヤンキー魂。」のクローズドβテストが9月12日?14日



EA SPORTS FIFA Online 2」のクローズドβテストが9月16日?29日



Lost Eden ?神々のきえた国?」のクローズドβテストが9月中旬から1週間



ボンバーマンオンライン Japan」のオープンβテストが8月27日?



OPERATION7」のオープンβテストが8月28日?



熱血高校! くにおくんオンライン」の夜間限定オープンβテストが8月27日?9月24日



オンラインプロ野球 魔球魔球」の夜間限定オープンβテストが8月28日?31日



ルーセントハート」の正式サービスが8月27日?




「Games Convention 2008」4Gamer記事一覧





「2008年夏 特大プレゼント」(9月5日締め切り)






先週のランキング




第1位

初心者でも遊びやすい基本システムも特徴の一つ。新作MMORPG「Lost Eden」の先行プレイレポートを掲載



第2位

「ルーセントハート」,8月27日より正式サービス開始決定!



第3位

ネクソンジャパン,MMORPG「アトランティカ」の国内サービスを発表



第4位

4Gamer経由で挑戦すれば特典付き!「Lost Eden」クローズドβテスター募集が開始



第5位

アクションRPG「アラド戦記」のアニメ化決定。「夏祭」で制作発表会



第6位

シリーズ最高クロックの「Core 2 Duo E8600」レビュー掲載。E0ステッピング版「Core 2 Duo E8500」も試す



第7位

[GC 2008#40]MMORPG「Aion:The Tower of Eternity」の戦闘や飛行シーンが見られる直撮りプレイムービーをUp



第8位

本日オープンβテストがスタート! オンラインFPS「OPERATION7」,スクリーンショット42点をUp



第9位

小寺可南子さんの主題歌&若本規夫さんのナレーションを堪能できる「ZWEI II」デモムービー2バージョンをUp



第10位

[GC 2008#37]シリーズ初の試みが満載の「Call of Duty: World at War」最新情報















第1位,「Lost Eden」はイラストのタッチとは裏腹にゲーム画面はけっこう玄人向けというか洋ゲータッチ。その色使いはプレイレポートでご確
認いただきたい。クローズドβテスターも募集中だ
第7位は「Aion」のプレイムービー。なかなか日本に情報が入ってこないものだから,皆さん新情報に餓えていたのですね
 第9位,いよいよ発売1か月を切った「ZWEI II」。ナレーションあり/なしという2バージョンのムービーをUpしているが,「ナレーションあり」
は若本規夫さんのカッコいいナレーションを,「ナレーションなし」は小寺可南子さんの主題歌を,それぞれじっくり堪能していただくためのバージョンである

 この夏?秋のMMORPGは「ルーセントハート」ばかりじゃない! というわけで,ゲームズアリーナが満を持して世に送り出す新作「Lost Eden」の記事が,見事第1位第4位にランクインしましたよ皆さん。

 WoWを思わせる硬派なグラフィックス,ストラテジーゲームばりの大規模戦闘システムなど,ワンランク上のMMORPGを求めるお兄さんお姉さん向けのゲームとなりそうだ。しかし募集枠の5000人はあっという間に埋まってしまい,急きょ5000人追加(※募集記事)の合計1万人でβテストを実施す
ることになった。当日はログインゲーとならなきゃいいが……なんて余計な心配してみたり。



 2位はやっぱり強い「ルーセントハート」がランクイン。結局,8月のタイトルランキングではルーセントハートがぶっちぎりで,一番すごかった3月の「Soul of the Ultimate Nation」の人気を僅差で上回っている(★で表わすと両方とも43ホシー)。



 第3位,日本でのサービスも噂されていた「アトランティカ」(Atlantica Online)だが,このたびネクソンジャパンによるパブリッシングが正式に発表された。

 ターン制

引用元:石材販売、石材情報の専門サイト

2011年1月21日金曜日

連載「ゲーマーのための読書案内」第38回:『ジプシー

ゲーマーのための読書案内
カスタネットのおじさんは……おじさん? 第38回『ジプシー 歴史?社会?文化』→ RPG

 

image

『ジプシー 歴史?社会?文化』
著者:水谷 驍
版元:平凡社
発行:2006年6月
価格:819円(税込)
ISBN:978-4582853278

 

 国産コンピュータRPGに登場する職業として「踊り子」がメジャーになったのは,やはりドラクエとFF両シリーズの影響だろうか? 「ファイナルファンタジーXI」でも比較的最近の拡張「アルタナの神兵」で,きちんと踊り子が導入されている。遍歴する芸能者は,ヨーロッパ中世風のファンタジー世界や,ゲームにおける旅の設定と相性が良いのだろう。
 そうしたファンタジーRPGにおける踊り子は,インド,トルコ,中近東風の衣装/アクセサリーをまとっていることが多い。その前提としては明らかに,ジプシーのイメージが存在する。実際,「ラグナロクオンライン」における職業「ダンサー」の転生後が「ジプシー」(Gypsy)である。では我々は,本物のジプシーに関してどれほどの知識を持ち合わせているだろうか? 専門の研究者でさえ,おぼつかないレベルというのが結論のようである。

 そんな,ジプシーをめぐる論点や研究史を整理したのが,水谷 驍氏の『ジプシー 歴史?社会?文化』だ。15世紀のヨーロッパ各地に姿を現す,「エジプトの公爵」に率いられた巡礼団としてのジプシーの姿,また,ルーマニアにおけるジプシーの奴隷化と,その解放に伴う19世紀半ばの「カルデラリの大侵攻」で,ヨーロッパ全域およびアメリカに拡散していったことなど,比較的確かな記録と経緯に依りつつ,ともすれば偏見と“オリエンタリズム”的単純化を伴う旧来のジプシー観を批判していく。

 その使用言語の系譜から,ジプシーはインド起源の社会集団であるとの説が有力であり,各地で受けた差別や奴隷化の歴史も,カースト制度下の所属身分に由来するという説まであるくらいだ。しかし著者はこれを,提起以来200年を経ても未だ仮説の域を出ない話であり,当たっていたとしても,ごく一部の集団の出自を説明できるにすぎないと見る。
 一方,ジプシーと呼ばれる集団が,トルコ/中東地域を経てヨーロッパに現れたのはほぼ確かなようで,前述の「エジプトの公爵」のエジプトは,小エジプトと呼ばれたトルコ/アナトリア半島を指す。実際ジプシーに関する記録は中欧/西欧に現れるよりも早く,12世紀のビザンチン(東ローマ)帝国で見いだせるという。
 十字軍の企てが終了したのち,オスマン帝国の伸張やヨーロッパ全域に広がる戦乱と社会的混乱の中で,東欧から中欧さらに西欧へと,枝分かれしたり一部定着したりしつつ,身過ぎ世過ぎで移動しながら暮らした貧民/流民集団の一部が,のちにジプシーと呼ばれたと,著者は捉えている。
 しかし,それを例えば民族の大移動などといった,定方向/一過性の動きと見ることには否定的だ。なぜなら西欧にまで姿を現したジプシーは,それぞれの街でどのように身を処すべきかをきちんと弁えており,一方迎え入れる街の住人側にも,対応に迷っている様子がないからである。定住民を顧客としつつ遍歴する職人集団や,巡礼の集団は,中世ヨーロッパにおいてごくありふれた存在なのであり,むしろそれが異端視/卑賤視されていく過程こそ,ジプシーの誕生過程と考えるべきなのだ。

 「タダゲージプシー」などという俗流表現ともシンクロするが,ジプシーの大きな特徴は遍歴生活である。近代に向かうヨーロッパ諸国が国民(となりつつある人々)に求めるようになったのは,キリスト教?定住生活?勤勉な賃労働であって,近世/近代初期にはこの流れに乗れなかった人々の貧窮化が,次第に深刻な社会問題になっていく。
 この事態への対処策には追放/弾圧もあれば福祉もあったわけだが,とにかく近代国家に包摂されなかった移動生活者の一部こそが,遍歴するジプシーではないのか。そうであるとすれば,それは近代市民の鏡像であって,近代国家こそがジプシーを生み出したのではないかという,ミシェル?フーコー的,再帰的結論をこの本は導いている。

 ジプシーの使用言語から見たアイデンティティの問題など,なおも謎は残るのだが,少なくとも西欧と東欧におけるジプシーのあり方の違いを,個別の経緯を超えたレベルで説明し得る点で,この説は魅力的だ。近代ヨーロッパはジプシーを,例えば文学の素材として過度にロマンティックに捉えたり,あるいはもっとポピュラーに危険な異邦人として捉えたりしてきたものの,そうした「見る側の問題」を自覚してみたというわけである。まあ,RPGへの登場は多分にイメージの産物であろうから,なかなか複雑な論点をはらんでしまうのだが。

 最後に,エジプト人という意味の言葉を由来に持つ,ジプシーなる呼称について。著者も序論で述べているとおり,現在日本ではジプシーを「ロマ」と言い換えることが定着しつつある。しかし,ロマという呼称はジプシー全体を指すものではないし,ジプシーという言葉に差別的ニュアンスがまとわりついているという考えは,すべてのジプシー集団に共通する見解ではない。むしろ,ジプシーという言葉から派生した自称を肯定的に用いる集団もある。
 「カルデラリの大侵攻」で,ヨーロッパ全域およびアメリカに進出して行ったのが主にロマニ系と呼ばれるジプシー集団であったことを,きちんと押さえつつ言葉の意味を考える必要があるだろう。ジプシーという言葉の射程に対する認識すらおぼつかない状況にあって,安易な言い換えで問題の所在を隠蔽してしまうことについてだけは,書き手として自戒したいものだ。

 

カルメンが帰るべき故郷って?

それは,世界史的な問いかけなのです。

 

紹介された書籍をAmazon.co.jpで購入する

 

■■Guevarista(4Gamer編集部)■■
無駄な読書の量ではおそらく編集部でも最高レベルの4Gamerスタッフ。どう見てもゲームと絡みそうにない理屈っぽい本を読む一方で,文学作品には疎いため,この記事で手がけるジャンルは,ルポルタージュやドキュメントなど,もっぱら現実社会のあり方に根ざした書籍となりそうである。

引用元:三國志 専門サイト